ゆっさん日本史も好きですがヨーロッパ史も好きでして、その中でもハプスブルク家の姫君が大好きなんです(*‘ω‘ *)
ハプスブルク家とはマリーアントワネットの実家で、13世紀から20世紀初頭までの約700年間もの間勢力を誇った王家です。
日本の皇室の歴史と比べると短いじゃん!と思うことなかれ(*’ω’*)
日本には側室(実質妻扱い)という制度が近世までありましたが、多くのヨーロッパ王室の王位継承者は正式な妻から生まれた子(基本男子)のみで庶子は王位継承者になれませんでした( ;∀;)
そして宗教上(厳格なカトリック)一度結婚した妻とは離婚できなかったという事です。
そう考えると凄いことじゃない?
ハプスブルク家にはスペイン家とオーストリア家がありましたが、もともとは同じ祖先です。
まだ一族が一つだった頃、1521年に統治する面積が広大過ぎたので当時の王がオーストリア領を弟に相続させたことで2つのハプスブルク家が誕生しました。
16世紀後半スペインハプスブルク家は、一部で夜を迎えても常に国のどこかが日に照らされていた事から太陽の沈まない国といわれましたΣ(・ω・ノ)ノ!
両家は高貴な血を守るために(家格が高すぎて結婚できる王族が限られていた)スペインとオーストリア間で血族結婚を繰り返し、近親相姦の影響で本家がお家断絶してしまいます。
マルガリータはそんな栄華を極めたスペインハプスブルク家の王の娘として、オーストリアハプスブルク家から迎えられた母との間に生まれました。
ハプスブルク家のサラブレッドにして、スペインハプスブルク家最後のお姫様になります。
最後のお姫様というのも、父と母は何度も繰り返された血族結婚の果ての叔父と姪という間柄で、ついにDNAが悲鳴を上げて痛々しいまでの障害を抱えて生まれてきた弟カルロス2世の死を以てお家断絶してしまったからです。
ようやく生まれた後継者が障害を抱えている、父王は苦悩し憂いました。
そんな落日のスペイン宮中の一筋の光がマルガリータです。
父王フェリペ4世はこの娘を心底溺愛し、天才画家ヴェラスケスに何枚も肖像画を描かせては許嫁である母の弟(叔父)に送りつづけました。
父王が私室に飾ったと言われるヴェラスケスの傑作ラス・メニーナスが多くの人を魅了し、世界三大名画と言われていることから、世界で最も有名なお姫様(少女として)と言われています。
で、今この8才の頃を描いた「青いドレスのマルガリータ」が東京上野の国立西洋美術館に来ているそうです(*ノωノ)(*ノωノ)(*ノωノ)
めっちゃ行きたい(´Д⊂ヽ定年退職したらウイーンとマドリードに行きたいと思ってたくらいなので何とか行けないか模索中(涙)
ハプスブルク展、マルガリータ王女や美貌の皇妃エリザベートなど8人に焦点を当てているそうで見ごたえありそうですね(*^^*)
2020年1月26日まで開催しているそうです!(休館日にご注意くださいね)
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